ヴィオニエ
ヴィオニエを使ったワインは香りが特徴的
ワインにはさまざまな種類のものがあります。産地によってその特色は大きく違いますし、赤、白、ロゼなどの色で分けることもあります。また、同じ赤ワインや白ワインでも、ぶどうの品種によって香りや味もかなり変わってきます。
最近注目を浴びているワイン・ヴィオニエ
そんなワインに使われるぶどうの品種の中で最近注目を浴びているのがヴィオニエです。主に白ワインで使われるこのヴィオニエは、古くはローマ時代からあったと言われている古い品種です。
しかしこの品種は1960年前後にはほとんど絶滅寸前とも言える状況でした。しかし、1990年代に入るとその状況は一変します。世界の醸造家たちがこのヴィオニエに注目し始め、世界中で栽培されるようになっていきました。特に、オーストラリアやカリフォルニアはヴィオニエの一大産地として有名です。
ヴィオニエの特徴
そんなヴィオニエの最大の特徴は、その香りにあります。ヴィオニエの香りは花のようなフローラルな香りを持っており、フルーツの華やかな香りを持ち合わせることもあります。しかも、この香りは産地によってかなり変わります。
しかし一方でヴィオニエには栽培が難しいという要素もあります。病気にかかりやすく、収穫時期が早すぎても遅すぎてもその素晴らしい香りが損なわれてしまうと言われています。まさに技術が問われる品種と言えるでしょう。