マルベック

ワイン用ぶどう品種マルベック

世界中でワインが造られ、ぶどう品種もいろいろあります。
赤ワインを造るためのブドウ品種マルベックは、フランスボルドー地方を中心に使われている品種で、主にボルドーではブレンド用ぶどうとして使われています。

マルベックの特徴

マルベックは渋味が強く出る品種で、ブレンド比率を高くすることで渋味の強いワイン、長期熟成向きのワインに仕上げることができます。フランスボルドー地方から内陸に入った場所に位置する南西地方(シュッドゥ・ウエスト)では種品種として使われることもあります。この地方では別名のcot(コ)と呼ばれることもあります。この地方で造られるこの品種メインのワインは色調が非常に濃く、造りによっては黒いワインと評されることもあります。

マルベックのその他の栽培地

他にもフランスでは南仏ラングドック地方でも栽培され、ブレンドされています。また、フランス以外でもチリやアルゼンチンなどで栽培されており、主要品種として使われることが多く、重厚感のあるフルボディタイプの赤ワインが造られています。しかしフランスで栽培されているマルベックよりも南米で栽培されているものの方が、温暖な気候の影響もあり、良く熟し、糖度も上がるため渋味だけでなく果実味やアルコール度数も高めのフルボディタイプになります。

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