ガルナッチャ

スペインワインを代表するガルナッチャ
ガルナッチャはフランス語ではグルナッシュと呼ばれ、南仏のロゼワインのほとんどに使われるぶどうの品種です。フランスでは他にも70%のシャトーヌフ・デュ・パプワインで使われており、オーストラリアではシラーズに続き有名です。
ガルナッチャの原産国
原産国はスペインのアラゴン地方で、一般的な黒い皮以外にも白い皮やピンク色の皮があって突然変異しやすい品種です。一方で病気になりにくいので、世界中の様々な地域で栽培することができます。
ガルナッチャの味わい
ガルナッチャだけでワインを製造するのではなく、他の品種と組み合わせることが多いです。イチジクのようなまろやかな甘味があり、酸味も強すぎません。渋みはほとんどないため果実感が強くて飲みやすいですが、糖度が高くなることでアルコール度数も高めです。
近年注目を浴びているガルナッチャ
スペインでは今までガルナッチャを優れた品種と見なしていなかったので、フランス系品種に変わっていました。しかし最近になって品の良いワインが作れると注目され、スペイン国内にある古い畑などで盛んに栽培されています。標高の高い地域にある畑でも元気に成長するので、人の手を加えないで自然の恵みを享受できます。酸味が穏やかなので若飲み用として扱われることも多いですが、長期熟成の可能性も秘めています。