アリアニコ

ブドウ品種がアリアニコのワインの特徴と選び方

ブドウ品種のアリアニコは、南イタリアを代表とするワイン品種の1つで、最も歴史の古いブドウとしても有名です。イタリア南部を中心に栽培されており、赤ワインの品種として長く沢山の人に愛されてきました。歴史は古く、起源をたどっていくと紀元前までさかのぼります。

アリアニコの特徴は何かというと、しっかりしたタンニンと豊かな酸味が挙げられます。まだ若いアリアニコは、タンニンと酸味が強い為に、飲んだ時にとげがあり、渋みも強く出るので好き嫌いが分かれますが、長期熟成されるとまろみのあるタンニンと酸に変化する為、男性的でありながら優雅なワインに変化します。その為赤ワインを飲み始めた初心者よりも、飲みなれた中級者以上で、イタリアワインに興味がある人におすすめです。
では具体的に色々あるアリアニコの赤ワインをどのように選べば良いかというと、味わいか産地で選ぶと良いです。アリアニコは非常に力強いタンニンの渋みと酸味が特徴な品種で、特に若いワインだとそれらの存在感が非常に大きく、呑みづらいと感じる人もいます。

そういう場合、ワインをすぐグラスにそそいで飲むのではなく、最低でも2時間ほどデキャンタージュつまりワインの栓を抜いた後に別の容器に一度移すと良いです。そうする事でワインが空気に触れ、風味が柔らかくなり、アリアニコ特有の果実系の香りやビターで芳醇な香りがより大きくなり飲みやすくなります。
また産地で選ぶというのもおすすめです。アリアニコは南イタリア原産ですが、その中でもカンパーニア州とバジリカータ州が2大産地なので、迷ったらこれらの州で作られたものにすると良いです。

これらの州で作られたワインは同じアリアニコを使っていますが、アロマや味わいがそれぞれ微妙に異なるので飲み比べをしてみて好きな方を選ぶというのも悪くありません。
しかもワイナリーも老舗から新しい所までキャリアの幅が広いのも特徴です。その為価格の幅も大きく、比較的安いものから高価なものなで揃っているので、興味のある人は是非一度飲んでみると良いです。

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