ジンファンデル

ブドウ品種の一つであるジンファンデル

ジンファンデルはアメリカ西海岸のカリフォルニア州を代表するブドウ品種の一つです。主に赤ワイン用ブドウ品種とされています。カリフォルニア州で栽培されるワイン用ブドウ品種の10%以上がジンファンデルです。南アフリカやオーストラリアでも多く使用されています。イタリア南部のプッリャなどでも栽培されていますが、ジンファンデルではなくプリミティーヴォと呼ばれていて、こちらの方が馴染みがある方もいるかもしれません。

ルーツは最古のブドウ品種の一つであるクロアチア原産のツーリエンナーク・カーステランスキーです。2000年もの昔、イタリアに渡りプリミティーヴォとして定着しました。一方、アメリカでは1822年にジョージ・ギフスというニューヨークの苗木商がオーストラリアから輸入したのが最初とされています。

特徴としては、果粒は一般的ですが色は非常に濃く、果皮は薄いです。果粒の熟成度にばらつきがあり、摘み頃の判断が難しく農家泣かせのブドウ品種です。雨に弱く、逆に乾燥には非常に強い品種と言えます。
イタリアワインは酸味の強いものが多いですが、プリミティーヴォを使用したものは特に酸味が強いです。カリフォルニアのジンファンデルはイタリアのものに比べると酸味は少ない傾向があります。カリフォルニアでは、ホワイト・ジンファンデルと呼ばれるほんのり甘味のあるロゼワインの方が有名です。

カリフォルニアではジンファンデルワインはリカーショップだけでなく、スーパーマーケットでも手軽に購入することができるポピュラーなワインです。しかし、日本ではインターネット販売や大型の酒店で売られている程度で、あまり流通していません。日本で流通しているものは、アルコール度数が高く濃厚な味わいのものが主流です。
ジンファンデルはお肉との相性が抜群と言われています。バーベキューやステーキなどの肉料理に、濃厚な味わいなので負けないのです。意外なところでは、お好み焼き・焼き鳥・とんかつも相性が非常に良いのでおすすめです。

関連する記事 ブログ一覧