ヴェルメンティーノ

イタリアワインのブドウ品種「ヴェルメンティーノ」

ヴェルメンティーノは、ワイン用のブドウ品種の1つになります。果皮の色が薄い白ブドウで、イタリアンワインによく使われています。ヴェルメンティーノを栽培している産地にはイタリアのトスカーナ州やサルデーニャ島、フランスの南部地方、コルシカ島等4つの地域があります。サルデーニャ島はイタリア半島の西にあり、地中海に位置するイタリア領の島になります。コルシカ島はイタリア半島の西にあるフランス領の島で、かつてヨーロッパを征服したナポレオンが生まれた地としても知られています。

イタリアのサルデーニャ島で、二番目に多く栽培されているブドウ品種がヴェルメンティーノになります。サルデーニャ島ではヴェルメンティーノを使った良質なワインが作られています。また、フランス南部のプロヴァンス地方でロゼワインを作る際にも、ブレンドするブドウ品種として使われることが多いようです。
ヴェルメンティーノの原産地はイタリアで、強い光が反射する海に面した傾斜地で作られています。様々な種類のワインに用いられるブドウ品種で、葉の形は五角形をしています。葉の色は深い緑色で果実は錐状の房になります。ヴェルメンティーノの果実は琥珀のような黄色い色をしており、この品種から作られるワインは澄んだ黄金色をしています。

ヴェルメンティーノには、フェール由来の苦味があります。フェールとは数百種類もの物質で構成されている有機化合物で、ワインの味に大きな影響を与えます。フェールが複数個結合したものが、抗酸化作用を持つことで知られるポリフェノールになります。爽やかな酸味も感じられますし、草花のような爽やかでフレッシュな香りも特徴です。
ヴェルメンティーノのワインはイタリア料理との相性は抜群で、トマトベースの料理にも良く合います。風味が独特なので、赤ワインに合いそうなコクのある料理にも最適です。冷やして飲むのが美味しいとされているので、飲む前には冷蔵庫などに入れておくのがおすすめです。

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