ワインの知識
ブドウ品種
ワインに使われるブドウ品種はとても多く、赤ワインに使われる品種ではカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール、シラー、カベルネフラン、ガルナッチャ、マスカット・ベリーA、、ガメイ、ネッビオーロ、サンジョヴェーゼ、テンプラニーリョ、カルメネール、マルべック等があげられます。 白ワインの原料となる白ブドウの品種は、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、甲州、リースリング、セミヨン、ミュスカデ、ヴィオニエ、マスカット・オブ・アレキサンドリア、ゲビュルツ・トラミネール、ピノ・グリージョ、マカベオ、バロミノ、フルミント等が挙げられます。 使用するブドウ品種によって異なる表情を見せてくれます。原産国はフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、日本などを始め南半球の多くの国でも幅広く栽培され醸造されています。
赤ワインの原料としての代表的な品種
赤ワインの原料となるブドウ品種の代表はカベルネ・ソーヴィニヨンと言えるでしょう。 ボルドーの五大シャトーでつくられるワインは、全てカベルネ・ソーヴィニヨンをメインとして造られています。スパイシーでもあり、若いうちはタンニンの苦味が強いタイプなのですが、熟成する事で味に深みでてまろやかになってきます。他品種とのブレンドを行う事も多く、世界中でもっとも親しまれるブドウ品種といっても過言ではありません。
白ワインの原料としての代表的な品種
白ワインの原料として代表品種と言えるのはシャルドネです。 シャルドネは基本的に個性の弱い品種であり、味に癖が無いタイプのブドウです。それゆえ、天候や土壌の栄養、温暖である土地で育った、産地が冷涼である、発酵させる際にどのような樽を使用するかにより、出来あがったワインの味は全く異なってくるのです。また、シャルドネはシャンパーニュの原料にもなるブドウ品種でもあり、変幻自在で自ら個性を作り出せるブドウといえるでしょう。
ブドウの品種だけではなく産地によってもその味わいが異なってくるため、ワイン選ぶ際には品種と産地を確認し食事に合ったものを選びましょう。
ワインの種類~色・発泡性~
ワイン選びの際にまず最初に決めるのが、赤ワイン、白ワイン、スパークリング、ロゼワインといった種類ではないでしょうか。これらの具体的な分類ってご存知ですか?赤ワイン、白ワイン、ロゼワインは色で分けることができます。
赤ワイン
赤ワインは濃い色をした黒ブドウ品種といわれるブドウから作ったワインのことを指します。皮ごとつぶしたブドウを醗酵させ、醸造します。若いワインほど色が薄く、熟成されるほど赤色が濃くなっていきます。味わいも、若いうちは軽い味わいですが、熟成されると、重みのある深い味わいへと変わっていきます。
アルコール度数が高く、ポリフェノールを多く含んでいることが特徴です。ポリフェノールは、癌、動脈硬化、高血圧、アルツハイマー病などの予防に繋がったり、アンチエイジング、美肌効果などが注目されており、美容や健康を意識した人にも好まれています。
白ワイン
白ワインは、淡い色をした白ブドウ品種といわれるブドウから作られたワインのことを指します。白ブドウ品種の皮をむき、種を抜いて醸造されます。色は若い白ワインであるほど、透明に近い色をしており、熟成されると濃くなっていきます。イエロー、レモンイエロー、黄金、ゴールド、エメラルドといった表現をすることが一般的です。フルーティな味がし、甘口から辛口まで幅広いです。また、アルコール度数が比較的低く、飲みやすいことが特徴です。
ロゼワイン
ロゼワインはピンク色をしたワインです。色合いは様々で、明るいものはタマネギの皮のような、と表現されたり、紫がかった濃いピンク、オレンジがかった濃いピンクなどと表現されたりします。製造法は数多く存在していますが、どの製造法も、赤ワイン、白ワインそれぞれの製法をミックスしています。最も一般的な製造法では、濃い色のブドウを醗酵して、色づいた途中の過程で、ブドウの皮を取り除き、醸造します。色だけでなく、アルコール度数、含まれているポリフェノールの量、味なども赤ワインと白ワインの中間といえます。
スパークリングワイン
スパークリングワインとは、製造方法によって分けられた時のワインの種類の1つです。発泡性があり、二酸化炭素が含まれているので、爽やかな喉越しを味わうことができます。中でもフランス・シャンパーニュ地方で造られるスパークリングワインをシャンパン、スペインのカヴァで製造されたスパークリングワインをカヴァといいます。
現在では様々な地域で生産されているワイン
ワインと言えばフランスやイタリア、ドイツやスペイン等のヨーロッパの国が有名ですが、それ以外にもアメリカやアルゼンチン、チリ等でも作られています。そして、実は日本でも様々な場所で生産されています。