テヌータ・ディ・サルヴィアーノ/TENUTA DI SALVIANO

テヌータ・ディ・サルヴィアーノTENUTA DI SALVIANO

「サッシカイア」のニコラ・インチザ氏の甥が所有するワイナリー。オルヴィエート村近くの湖畔にあり、骨格のある味わいの白ワインと野生的で強い風味の赤ワインを造っています。

ワイナリーの歴史

サルヴィアーノはウンブリア州テルニ県にある人口27,000人ほどのバスキ村にあります。近くにはコルバラ湖畔があり、ブドウ畑はその周囲に位置します。日本でも知られるオルヴィエートはバスキから車で20分ほど。どちらも丘上都市であり、その街並みは、中世の面影を色濃く残し,まるでタイムスリップしたかのようです。この歴史ある都市のワイナリーが「サッシカイア」のテヌータ・サン・グイードと縁が深いのは、サン・グイードのオーナーのニコロ・インチーザ氏の甥が所有しているからです。ワイン造りは「サッシカイア」のコンサルタントを務めるジャコモ・タキス氏の弟子が担っています。

そのラインナップの特徴は、骨格のある味わいの白ワインと、野性的で強い風味の赤ワイン。白ワインはイタリアの土着品種に、構造の強さを持つシャルドネがブレンドされることで、骨格がはっきりとし、赤ワインはサンジョヴェーゼに、力強さをもたらすカベルネ・ソーヴィニヨンと、まろやかで豊満な果実味と甘いスパイスの余韻をもつメルローをブレンドすることで、複雑な味わいを生み出しています。

テヌータ ディ サルヴィアーノの生産するワイン紹介

おすすめワインSALVIANO TURLO / TENUTA DI SALVIANOサルヴィアーノ トゥルロ / テヌータ ディ サルヴィアーノ

野生的でしっかりした味わいのフルボディ

品種 サンジョヴェーゼ 50%
カベルネ・ソーヴィニヨン 30%
メルロー 20%
アルコール 13.5%
サルヴィアーノ トゥルロの特徴
一部(15%)を大樽で熟成させています。黒い果皮をもつ、カシスのような果実のジャム、桃、チェリーなどの果実香、黒コショウなどのスパイス香が特徴です。しっかりとした酸味と中程度のタンニンを持っています。よく熟した感があり、バランスが良く、余韻には僅かにスパイシーさを感じさせるフルボディのワインです。
色・香・味わい
紫がかった濃いルビー色。カシスのジャムや桃、そして、チェリーの砂糖漬けのような甘く濃厚な香りと共に、黒こしょうをまぶした干し肉などのニュアンスを感じます。ボディの厚みと熟した印象がありますが、味わいはバランスが取れており、しっかりとした酸と程よいタンニンが心地よいワインです。
おすすめの料理
しっかりとお肉の味わいが感じられるボロネーゼ(ミートソース)、ローストチキン、生ハムのピッツァなどと好相性です。
評価
2009年 ヴィンテージ | Wine Spectator (ワインスペクテーター) | 86点 / 100点満点

おすすめワインSALVIANO SOLIDEO / TENUTA DI SALVIANOサルヴィアーノ ソリデオ / テヌータ ディ サルヴィアーノ

野性味溢れ、タンニン豊富なフルボディのワイン

品種 カベルネ・ソーヴィニヨン 80%
メルロー 20%
アルコール 14%~14.5%
サルヴィアーノ ソリデオの特徴
フレンチオークの樽で16ヶ月熟成。ビーフジャーキーなどのスモーキーで野生的な香りと、樽熟成からもたらされる、スッとした杉のような針葉樹の香り。そして焦がした薪などの香りが特徴です。また、野生の葡萄などのニュアンスも感じられます。タンニンが豊かで、しっかりした余韻があります。調和のとれた、滑らかな口当たりのワインです。
色・香・味わい
深みのある濃いルビー色。スモーキーで、獣のような野生的な香りと、樽熟成による杉、そして薪のような香り、山葡萄のような果実の香りを持っています。樽はアーリエ産のミディアムローストの物を使用しており、50%が新樽、50%が2年目の樽です。熟成期間は16ヶ月。清澄や濾過は行いません。
フルボディでタンニンが豊富です。余韻はしっかりと感じられます。滑らかな口当たりで、味わいは調和がとれており、長期熟成のポテンシャルを感じるワインです。
おすすめの料理
野性味のある味わいとスモーキーな香りに、炭火でローストした赤身の牛肉や、ジビエ、きのこなどが良く合います。熟成してコクを増したペコリーノチーズ(羊のチーズ)も美味しい組み合わせです。ポルチーニなどのきのこのパスタとも。
評価
2001年 ヴィンテージ | Wine Spectator (ワインスペクテーター) | 90点 / 100点満点

おすすめワインSALVIANO ORVIETO CLASSICO SUPERIORE / TENUTA DI SALVIANOサルヴィアーノ オルヴィエート・クラッシコ スーペリオーレ/ テヌータ ディ サルヴィアーノ

オルヴィエートといえば、このワイン!地元の人々に愛される、ミネラルとコクの白ワイン


品種 トレッビアーノ40%
ヴェルデッロ 15%
グレケット 15%
シャルドネ 15%
マルヴァジア・ビアンカ10%
カナイオーロ・ビアンコ5%
アルコール 12.5%~13.5%
サルヴィアーノ オルヴィエート・クラッシコ スーペリオーレの特徴
このワインを生み出す畑は、コルバラ湖の左サイドに位置する「D.O.C.ラーゴ・ディ・コルバラ」地区にあります。この地域は100年以上の栽培の歴史を持つ地区。そのことから「クラッシコ」を名乗ることができます。また、「スーペリオーレ」は通常の規定よりも熟成期間やアルコール度数が上回っていることを示します。黄色の果実やアロマティックなハーブの香り、そして、豊かなミネラルがワインに生き生きとした印象を与えます。地域の人々に長い間愛されている白ワインです。
色・香・味わい
輝く麦わら色が美しく、クチナシの花、甘いアプリコットの香り、そして、オレガノのようなハーブ香、僅かですがトースト香も感じられます。
穏やかな酸味がある辛口。石灰質土壌によるミネラルが溌剌とした印象を与えます。コクも楽しめるワインです。
おすすめの料理
お魚や前菜、パスタやピッツァとお勧めです。生ハムとメロンやスズキの包み焼き、ミネストローネ、小海老のピッツァ、ジェノベーゼソースのパスタなどとよく合います。
評価
2006年 ヴィンテージ | リアルワインガイド | 【2009年度「旨安賞」】 87点 / 100点満点
2004年 ヴィンテージ | Wine Spectator (ワインスペクテーター) | 85点 / 100点満点

おすすめワインSALVIANO SALVIANO DI SALVIANO / TENUTA DI SALVIANOサルヴィアーノ サルヴィアーノ・ディ・サルヴィアーノ/ テヌータ ディ サルヴィアーノ

シャルドネとソーヴィニヨン・ブランから生まれるリッチでエレガントな味わい。


品種 ソーヴィニヨン・ブラン 50%
シャルドネ 50%
アルコール 13.5%
サルヴィアーノ サルヴィアーノ・ディ・サルヴィアーノの特徴
ブドウ畑はコルバラ湖の北側をぐるっと囲む丘の上にあります。もともとこの土地は火山性地質で凝灰岩が豊富です。その土壌の構成と構造がブドウの特徴に影響を与え、ミネラル分豊富でマイルドな飲み心地のワインを生み出します。
色・香・味わい
僅かにオレンジ色を帯びた黄色です。熟したリンゴやパイナップル、バナナなどの果実の香りに、樽熟成に由来するアーモンドやバターのニュアンスが加わります。辛口のミディアムボディです。マイルドな口当たりで、豊かな酸とミネラル感、そして樽と澱に由来するほろ苦さが味わいを引き締めています。長い余韻をお楽しみいただけます。
おすすめの料理
パテや豚肉のロースト、少し熟成したチーズ、スズキの香草焼き、サーモンのパイ包み、ボンゴレ・ロッソなどがよく合います。
評価
2003年 ヴィンテージ | Wine Spectator (ワインスペクテーター) | 87点 / 100点満点

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