テヌータ モンティアーニ/Tenuta Montiani
テヌータ モンティアーニTenuta Montiani
農薬、除草剤、化学肥料などは一切不使用。サンジョヴェーゼという品種は若々しい酸味が特徴ですが、環境にとても敏感で、この品種の特徴を一般化するのは難しいほど。テヌータ モンティアーニが所有する土地はミネラルを芳醇に含み、その酸味が驚くほどにまろやかです。そのワインは瑞々しく、果実の旨みに溢れています。
ワイナリーの歴史
テヌータ モンティアーニは長年ぶどう栽培のみに従事しておりましたが、醸造家ダヴィデ・ピッチとの幸運な出会いから、自ら発酵、醸造、ボトリングをして販売することに転向しました。ダヴィデ・ピッチはキャンティ地区のエノロゴとして著名なルカ・ダットマと仕事をしていた醸造家です。
ビオロジックの認証を2003年に取得。しかし、テヌータ モンティアーニの畑は認証取得以前から、農薬、除草剤、化学肥料などは一切使用しておらず、土地と共存し、その個性をぶどうに反映させる栽培を行ってきました。全ての畑が280-350mの高地に位置し、南と南西に向いており、太陽の光を燦々と浴びています。土壌は「ガレストロ」と呼ばれる泥炭岩質。フランスのアルザス地方やブルゴーニュ地方に多く、粘土質の豊富な栄養分を取り込みつつ、石灰などの硬物質からのミネラルも補えるため、ワイン造りに最適な土壌と言われています。
最も古いぶどう畑は1973年から栽培を開始しており、地中深くに根を張り、ミネラルをはじめとする養分を吸い上げています。一方でもっとも新しい畑は2004年から栽培を開始しています。
キャンティ地区で多く栽培される、サンジョヴェーゼという品種はその酸味が特徴でもありますが、テヌータ モンティアーニの造るサンジョヴェーゼの酸味は、驚くほどにまろやか。凝縮した健全な果実の旨みが口いっぱいに広がり、そして瑞々しい。その後は伸びやかでフィネスのある余韻をお楽しみいただけます。
テヌータ モンティアーニの生産するワイン紹介
おすすめワインMontiani Felix / Tenuta Montianiモンティアーニ フェリックス/テヌータ モンティアーニ
品種 | サンジョヴェーゼ + サンジョヴェーゼ・マンモーロ95%, カナイオーロ |
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アルコール | 14.0% |
- モンティアーニ フェリックスの特徴
- 1973年から栽培を開始した古い畑のぶどうを使用。ぶどうの蔓は、添え木に無理にしばりつけないため、伸び伸びと自由に育ち、ストレスの少ない環境下でぶどうは健全に育ちます。手摘みで収穫し、除梗後は、重力で、階下にある発酵容器に自然に落下する仕組みを用いています。チューブなどは使いません。22日間のマセラシオンを行い、自然酵母のみを使用し、ステンレスタンクで発酵させます。発酵期間は1-2ヶ月間。発酵後は、絞りきらず、上澄みだけを用いて木樽で10-20ヶ月熟成させます。
- 色・香・味わい
- サンジョヴェーゼ主体でありながらも酸味がまろやかで、ミネラル感と共に、細やかでしなやかなアタックが感じられます。熟した健全な果実の旨みがジューシーに口の中いっぱいに広がる中、丸みのあるタンニン、スパイシーさが感じられます。鉱物感が緻密に溶け込む、のびやかな余韻をお楽しみいただけます。
- おすすめの料理
- ラグーソースのパスタ料理、お肉のグリル、ステーキ、煮込み料理等との相性がとても良いワインです。
- 評価
- 評価なし