商品詳細
【生産者】プロドゥットーリ デル バルバレスコ社
プロドゥットーリ・デル・バルバレスコはイタリア、ピエモンテに本拠を置くワイン生産者組合。世界的なワイン評論家であるロバート・パーカー氏が「世界のどの協同組合よりも高水準のワイン造りを継承している」と高く評価している偉大な組合です。また、彼らが手掛けるワインは、バルバレスコの入門編としてまさにふさわしい、高品質ながらも価格はお手頃という抜群のコストパフォーマンスを誇っています。
バローロとバルバレスコの違いを初めてラベルで明確に区別したのが、1894年に、バルバレスコ初の生産者組合を創設したドミツィオ・カヴァッツァ氏です。同組合は1930年に解散しましたが、小さなブドウ農家を存続させるため、1958年に教会の司祭の下ブドウ農家が結集。こうしてプロドゥットーリ・デル・バルバレスコが誕生しました。彼らは再び力を合わせ、ドミツィオ氏の哲学を守り、ネッビオーロのみのワイン造りに取り組み続けています。
現在では50以上の農家が加盟しており、畑面積は110haに及びます。組合の方針で各畑は、所有者の農家が独自に管理し、伝統の手法を守りながら上質なネッビオーロを栽培。農家の報酬は品質で決められており、糖度やタンニンの熟度などを厳格に測定し、厳しい基準によって質の高いブドウの栽培が行われています。
【格付け・VT】
D.O.C.G.
【醸造方法】
醸造はステンレスタンクで1日に2~3度ルモンタージュを施しながら、果皮とともに28日間マセラシオン発酵。その後、オークの大樽で24ヵ月熟成してリリースされます。
【コメント】
バラやチェリー、ブラックベリー、リコリス、メントールなど様々な要素が重なり合う力強い香りが立ち上ります。口に含むと、直線的で厳格、エレガントな印象。いきいきとした果実の味わいの裏側に、たっぷりとした上品なタンニンと際立った酸味が感じられ、しっかりとしたストラクチャーが形作られています。