商品詳細
【生産者】マッテオ・コレッジャ社
1987年にワイン造りを始めたマッテオ・コレッジアは、ロエロを赤ワインの産地に変えた先駆者として知られています。
当時、ランゲの造り手に葡萄を供給するのが役割だったロエロでは、主にアルネイスが栽培されていました。そんな中マッテオはブルゴーニュへ視察を行ったことをきっかけに、軽さと複雑さを併せ持つテロワールの共通点を見出し、ロエロの可能性に自信を深めます。そしてロエロでネッビオーロやバルベーラの高品質ワイン造りに挑戦し、ロエロから芳香豊かな赤ワインが生み出されるようになったのです。
2001年開墾作業中の事故でマッテオは帰らぬ人となりましたが、現在では婦人のオルネッラを中心にマッテオの意思を引き継ぎ、ラ・スピネッタのジョルジョ・リヴェッティなどの手助けを得ながら、その独自のスタイルを維持しています。
【格付け・VT】
D.O.C.G.
【醸造方法】
表土は60%以上が砂質、5m下は黄土層、その下に岩盤という特徴ある土壌。80%はステンレスで9日間マセレーション、バリックで18ヶ月熟成。20%は6HLのトノーで30日間マセレーションして18ヶ月熟成。
【コメント】
目の詰まった果実感と豊かな旨みがあり、開けたてから素晴らしいポテンシャルを発揮します。抜栓後2時間ほど経つとより滑らかな舌触りが感じられ、厚みがありながら清楚で洗練されたスタイルへと変化していきます。味わい深くもエレガンスに溢れ、細部に至るまで隙のない緻密な味わいは偉大なバローロにも相通じる素晴らしさを持ち合わせています。