イタリア 山麓地帯のワイン
01. ヴァッレ・ダオスタ州 Valle d’Aosta
州都=アオスタ
この州はアルプスの山の麓。山岳地でブドウはドーラ・バルテーア川沿いの傾斜面で栽培。栽培面積が限られているため生産量は年間3,000kℓと少ない。ワインはフレッシュでさっぱりとした味わい。
02. ピエモンテ州 Piemonte
州都=トリノ
ピエモンテ=「山の足」。丘陵で栽培。イタリアワインの王といわれるバローロ、王子といわれるバルバレスコが代表的。
上級ワインの数は全州1位。北部イタリアにおいて多く栽培されている酸味の勝るBarbera(バルベーラ)種、酸味の少ないDolcetto(ドルチェット)種からのDOCワインも造られている。ピエモンテ州にIGTはない。
03. ロンバルディーア州 Lombardia
州都=ミラノ
04. トレンティーノ・アルト・アディジェ州 Trentino – Alto – Adige
州都=トレント
オーストリアに接するイタリア最北部にある州。第二外国語としてドイツ語が話されており、ラベル表示もイタリア語と両方で書かれていることが多い。
05. ヴェネト州 Veneto
州都=ヴェネツィア
この州の3銘柄のみ、陰干ししたブドウから出来る甘口はレチョートという表示だが、それ以外はパッシートになる。
D.O.C.G.は平野のワインらしく、赤白共に軽いものが多い。プロセッコ種(グレラ種)からのフルーティーなスプマンテも有名で、カクテルのベリーニ(+桃ピューレ)にも使用される。
06. フリウーリ・ヴェネツィア・ジューリア州 Friuli Venezia Giulia
州都=トリエステ
イタリアで最も雨が多い所。ワインは高品質志向で、特に白ワインに力を入れている。ブドウ栽培技術は非常に発達し、その新しい仕立て方は世界の注目を集めている。