イタリア 中部・ティレニア沿岸部のワイン

01. リグーリア州 Liguria
州都=ジェノヴァ
ブドウが栽培されているのは海岸線の山地や丘陵地で、古い伝統を守る独特な品質と性格を持っている。
D.O.C.ワインに使用されるOrmeasco(オルメアスコ)種はドルチェット種の地方名。
02. トスカーナ州 Toscana
州都=フィレンツェ
・昔からワインの名声を誇ってきた州で、力強い赤ワイン中心のピエモンテ州と並ぶ高品質ワイン産地。
・黒ブドウのヴィン・サント=Occhio(オッキオ・) di(ディ・) Pernice(ペルニーチェ)(ヤマウズラの眼)と表示。
・14世紀から使用されている最古のガラス瓶=フィアスコ。
・1970年代V.d.T.で高品質ワインが次々に生産される→スーパータスカン(トスカーナ)
スーパータスカン=DOC法といった伝統や格式にとらわれることなく、トスカーナ地方の生産者が、自由に、ただ美味しさだけを追及して造った。品種や醸造方法に新しい種類や方法を試むことが多いため、ごく一部の例外(サッシカイア)を除きほとんどの物が、DOCやDOCGといった呼称ができず、IGTやVdTのカテゴリーになる。
*トスカーナ州のD.O.C.G.は全てリセルヴァあり
03. ラツィオ州 Lazio
州都=ローマ
火山帯に位置し、いくつかの湖や丘陵地、トスカーナ寄りの北の山地などはこの州の起源を物語っている。ローマ近郊で造られる白ワインが有名。赤ワインの生産量は少ないが、近年増加の傾向にある。
04. カンパーニア州 Campania
州都=ナポリ
ワイン造りの歴史は古く、紀元前から有名だった。
05. カラーブリア州 Calabria
州都=レッジョ・カラブリア
起伏に富んだ山地の多い州。ワインはトロペアの港から送られてきたギリシャ・ワインの血を引いている。
06. ウンブリア州 Umbria
州都=ペルージャ
海を持たない州でイタリア半島の中央部に位置している。その昔、収穫したブドウを洞窟内で乾燥させてカビを生やし、それによって糖度を高める甘口ワインの“Muffa(ムッファ・) Nobile(ノービレ) (高貴なカビ)”という手法があったが今日では珍しい。
07. バジリカータ州 Basilicata
州都=ペルージャ
海を持たない州でイタリア半島の中央部に位置している。その昔、収穫したブドウを洞窟内で乾燥させてカビを生やし、それによって糖度を高める甘口ワインの“Muffa(ムッファ・) Nobile(ノービレ) (高貴なカビ)”という手法があったが今日では珍しい。