商品詳細
【生産者】カンテ社
カンテの一族は1840年頃からこの地でワインを造っており、カンテが語られる際必ず登場するのが、カルソの分厚い岩盤をくりぬいた地下15mのセラー。風の循環を良くするため丸いフロアになっています。
階層により温度や湿度が違い、バリックは地下3階、大樽は地下2階、ステンレスタンクが地下1階というように、階層ごとにその役割が分かれています。温度管理機能付きのステンレスタンクでなくても、このセラーのおかげでタンク内を適切な温度で保てます。カンテのワインは早くとも2年、物によっては20年以上も熟成可能と言います。そのため複数のヴィンテージをストックしており、飲み頃になってから出荷するため生産量は少量ながらも大きなセラーが必要となります。
【格付け・VT】
I.G.T.
【醸造方法】
樹齢約15年。石灰岩土壌。古樽のバリックにて約1ヶ月間マセラシオン、発酵後24ヶ月間熟成。その後さらに大樽で12ヶ月間安定させてから、濾過せず瓶詰め。
【コメント】
ほのかにオレンジがかったルビーの色調。ラズベリーやクランベリーなど小さい赤い果実の澄んだ果実香に、タバコやスパイスのニュアンスが加わった非常に複雑なアロマが広がります。タンニンはサラサラと細かく、美しいミネラル感と酸味が果実味をバランスよく支えています。