クーネオ県カナーレにあるマリオ・コスタは、現オーナー兄弟であるジュゼッペ氏(主に栽培など畑の仕事を担当)とルカ氏(主に醸造などの仕事)が代々受け継がれてきたロエロの伝統を守りながら更なるこの土地の可能性を信じて素晴らしいワインを生産しています。
1952年、曾祖父のセバスティアーノ氏が所有していた畑を引き継ぎ、2代目の祖父ジュゼッペ・コスタ氏がワイナリーを設立。その後1976年には父であるマリオ氏が入社し、ワイン畑を広げるなどして貢献しました。
2008年にはマリオの長男ジュゼッペが加わり、主に栽培など畑仕事を担当するように。2010年にはアルバの醸造大学で学んだ次男のルカがワイナリーに戻り醸造を担当。新たな革新が始まりました。
所有する畑は、最北西に位置する劇場型の畑ペチェット(ピエモンテの方言でダンピセ)、パレーレ、レネージオ モントローネ、モリナルドの素晴らしい区画です。栽培される品種はアルネイズ、バルベーラ、ネッビオーロ、ファボリータ、ロエロ地区で唯一のヴィオニエを栽培し、桃園も所有しています。
剪定、収穫とそのほどんどを手作業で行い、畑は減農薬農法を取り入れ、酸化防止剤なども最小限に、電力はソーラーパネルでほとんどを賄うなど、環境にも配慮しています。
【格付け・VT】
D.O.C.G.(最新のヴィンテージをお届けいたします。※ヴィンテージのご確認はお問合せください)
【醸造方法】
標高320mの南向きの斜面で、1995年に植樹されたネッビオーロを使用しています。収穫は10月中旬。温度管理されたステンレスタンクにて発酵。約20日間のマセラシオン。10HLのスロヴォニア産大樽にて24か月熟成、その後ボトルにて6か月間熟成させます。
【コメント】
バティスティンとは元の所有者の名前。ロエロらしいスパイス、黒い果実、ドライローズの香りが豊かで、エレガントで持続性のあるアロマを持っています。ラム肉、フィレのローストや煮込み、しっかりとした熟成チーズとの相性が◎。