ミュスカデ

魚介にもよく合うワイン・ミュスカデ

フランスはワインの本場の1つですが、その中でも、多くの人に親しまれているものがあります。それが、ロワール地方で作られているミュスカデです。フランス中央部に位置する高地を水源とするロワール川が、豊かな自然の恵みを育んでいるのです。

ミュスカデの歴史

その歴史は古く、3世紀にはすでにワインが作られていたとされています。ミュスカデは地方というより、ぶどうの品種を指し、今の形になったのは18世紀頃とされています。その時代、この一帯を襲った大寒波は根付いていたぶどうを全滅させてしまいました。そこでブルゴーニュから寒さに耐性のあるものが運ばれ、新たなワイン文化を切り開いたのです。

ミュスカデの味わい

このように歴史の深いミュスカデは、フルーティかつ辛口で、酸味もはっきりしています。そのため、魚介類との相性は抜群です。産地では海の幸も豊富なので、これが長らく愛されている理由の1つなのです。お寿司やお刺身ともよく合い、天ぷらならば、タレより塩と一緒に味わったほうが、より魅力を満喫できます。

リーズナブルに楽しめるワイン

そして、銘柄にもよりますが、ミュスカデは比較的リーズナブルなのも嬉しいところです。また、他のワインとは違い、若いものを飲むことが推奨されています。フランスが生んだミュスカデは、日本人の好みにも合致したワインなのです。

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