フリウラーノ

ブドウ品種のフリウラーノとは何か

フリウラーノは白ワインの原料になるブドウ品種で、イタリアにある同名の地域から名づけられています。この地方ではやはり定番のブドウ品種ですが、チリでは割と幅広く、フリウラーノが栽培されワインに使用されている傾向です。

また、本物ソーヴィニヨン・ブランと間違えられたことがあって、1990年代まで今度されたままでした。フリウラーノはイタリアからフランスに渡っていますが、更にソーヴィニヨン・ブランとしてチリに伝わります。しかし、チリのこの品種は実際のところは別物で、つまり長らく混同され続けていたわけです。混同されたソーヴィニヨン・ブランはいわゆるクローン変異種で、似ているようでも直接的な関係はないことが分かっています。
それが判明したのがまさに1990年代のことで、以前はブドウ品種が混同状態のままでした。
チリのフリウラーノが本物の判明してからは、本物の植え付けが急激に増加して、爆発的に根づくこととなります。

イタリアでは原産地統制呼称に指定されており、対象地域においてはメジャーなブドウ品種で、積極的に栽培されています。フリウラーノは何と、この地で栽培される全ブドウ品種の内、栽培面積で20%も占めているほどです。
それだけ人気が高く生産も安定しているので、世界的に広く受け入れられていたり、入手性も良好だといえるでしょう。病害に弱いという弱点はあるものの、収穫量の多いブドウ品種ですから、生産量が安定しているのも頷けます。

一方、アルコール度数は調整することが可能で、フリウラーノなら高濃度の白ワインも作れます。味や香りは産地によって違いますが、適度な酸味とフルボディ感が味わえたり、軽めの魚料理に合うというのが定評です。緑黄色野菜を使った料理とも相性が良いので、あっさりや軽めを求める場合に適しています。
加えて、暑い時に切れ良く楽しんだり、ハーブを使った料理に合わせることもできるので、何かと楽しめる機会が数多くあります。

フリウラーノを使ったワインはこちら

関連する記事 ブログ一覧