カルメネール

チリを中心に栽培されるカルメネール

世界で様々なワイン用ブドウ品種が栽培される中、チリを中心とした南米で栽培される赤ワイン用ぶどう品種、カルメネールがあります。この品種は色調が濃く、しっかりとした味わいのフルボディタイプの赤ワインを造るぶどう品種のひとつです。

リーズナブルで濃いチリワイン

チリワインのリーズナブルで濃いワインを求める人にとっては、ピッタリの品種です。チリではほかの品種とブレンドされることは少なく、カルメネール単体で1本のワインに仕上げられることが多いぶどう品種です。元々濃いワインを造るぶどう品種ですが、栽培される南米の温暖な気候の影響もあって、濃い色合い、熟したブラックベリーやカシスなどの豊かな果実味が印象的で酸味は、しっかりとした果実味でほとんど気にならない印象のものが多いです。色合いは濃いですが、あまり渋味が強くならない特徴もあり、初心者の人でも比較的飲みやすい辛口赤になります。

現在ではチリでの栽培がほとんど

カルメネールはほとんどがチリを中心とした南米地域で栽培されていて、他の国や地域で造られているということはあまり耳にしません。品種の特性として、温暖な地域を好み、南米の気候風土に合った品種だからです。熟したカルメネールはブラックペッパーのようなスパイスの香りもし、お肉料理に良く合います。

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